勉強や記憶の質を引き上げる方法・・・
それは「上手に休憩を取る」です。
難資格取得者の勉強法ではよく
「1日8時間以上勉強してました」
「一切遊ぶことなく勉強だけに集中しました」
ということをよく聞きます。
でも・・・
「8時間も集中力持たない」
「流石に勉強だけではつまらない」
と思う方がほとんどではないでしょうか。
そんなあなたのために勉強の質を上げる方法を紹介しましたのでよかったらお読みください。
休憩の効果
脳科学の分野で勉強法には2つの種類があります。
「集中学習」・・・休憩を挟まずに勉強する
「分散学習」・・・小刻みに休憩を挟む
記憶の定着に効果があるのは「集中学習」ではなく「分散学習」です。
「集中学習」をしてしまうと
- 集中力が続かない
- 記憶が定着しにくい
といったことにつながります。
🔻記憶を維持できる方法🔻
これまで「集中学習」の方法で勉強されてきたのであればこれを機に「分散学習」に切り替えましょう。
休憩を取るメリット
- 記憶の定着が良くなる
- 集中力が保たれる
- 飽き性の予防
- 肉体的・精神的疲れの解消
休憩を取ることで「初頭効果」と「親近効果」を活用できます。
初頭効果と親近効果
「初頭効果」・・・「最初」に掲示された情報は記憶に残りやすいという効果
「親近効果」・・・「最後」に掲示された情報は記憶に残りやすいという効果
この特性を活かし「最初」と「最後」の回数を増やすことで学習の効果を高めることができます。
例えば・・・
・「休日に休憩を入れずに5時間勉強する」場合
「初頭効果」と「親近効果」は1回ずつになってしまいますが
・「45分勉強➕15分休憩✖️5回」に分けた場合
「初頭効果」と「親近効果」はそれぞれ5回発生させることができます。
「集中学習」と「分散学習」どちらがいいかはもう理解できますね。
休憩時間の過ごし方
- 好きな音楽を聴く
- ストレッチなど軽い運動(散歩がオススメです)
- 仮眠をとる
- 本や漫画を読む
- お菓子を食べる
色々と例を挙げましたが、休憩を取る1番の目的は「脳を休めること」です。
休憩中の「スマホゲーム」は余計に疲れてしまうのでオススメしません。
集中力が維持できる時間で区切る
勉強において1番の壁は「集中力が長く続かない」ことではないでしょうか。
しかも集中力は人によってさまざまで、15分の人もいれば90分以上持つ方もいます。
ですので自分に合った集中時間を定めて「勉強時間➕休憩時間」を設定しましょう。
そして日によっては調子のいい日や悪い日などもあると思いますので、体調にも合わせていくといいと思います。
集中のサイクルを作る
「ポモドーロ・テクニック」
・・・「25分間の勉強➕5分の休憩」を繰り返す時間管理術。
イタリアのフランチェスコ・シリロが考案した。
「ポモドーロ」とはイタリア語で「トマト」のこと。
【ポモドーロ・テクニックは短時間の集中作業を繰り返すことで1日のうち集中力の高い状態にいる時間を増し、知的生産性を高める技法です】
(読書猿『独学大全』/ダイヤンモンド社)
「ポモドーロ・テクニック」のやり方
① タイマーを用意して「25分間」にセット
↓
② 勉強に没頭する
(中断した場合はやり直す)
↓
③ タイマーがなったら5分間休憩する
↓
④ ①〜③を繰り返す
↓
⑤ 「25分間の勉強➕5分間の休憩」を4回繰り返したら、「15分〜30分間」休憩する。
「勉強しない日」を作る
「休む」ということに
「勉強が遅れてしまう」
「自分だけ休むのは罪悪感がある」
「休みグセがつきそう」
といった理由で「休み」を避ける方もいます。
ですが、目標や試験日がまだ先にある場合は焦らずに「勉強しない日」を作ることが大切です。
「勉強しない日」を作ることで
- 心身のリフレッシュ
- メリハリのついた勉強ができる
ことにつながり、勉強に対するモチベーションの維持ができます。
🔻モチベーションを維持及び高める方法🔻
どれだけ勉強を頑張っても休みなく続けてしまってはいずれ限界がきます。
疲れた状態で頑張って勉強を続けても得られる情報は少なくなってしまうので、せっかく勉強したのに無駄になってしまう可能性があります。
集中するときは集中する、休むときは全力で休むことで長期間の勉強ができるようになります。
何事にも無理は禁物です。
まとめ
勉強の質を上げる方法
- 休憩時間を入れる
- 「集中学習」から「分散学習」へ
- 「初頭効果」と「親近効果」を活用しよう
- 集中力を維持できる時間を決める
- 集中サイクルの作成
- 「勉強しない日」を作る
以上です。
勉強自体は苦手だけど将来のために新しく勉強しようと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
勉強できる時間は無限ではありません。
有限の中で勉強していくためには、効率と質を重視していくことが大切です。
勉強に近道はないので、気長にやりましょう。